札幌カツライス

 1936年(昭和11年)創業の喫茶店「銀の壺」の流れをくみ、1946年(昭和21年)に現在の位置で開業したコーピープラザ「西林」で1949年(昭和24年)に開発された料理。ドミグラス風のオリジナルソースは開発当時から変わっていないそうです。

 地域性で見ると、札幌市内に合計3店、同様のカツライスを提供する店があり、恐らく西林に影響されたものではないかと推察されます。まだ、地域性を持っているとまでは言えないかも知れませんが、今後、札幌市内で地域グルメとして広がっていくことを期待して、この場に上げておきたいと思います。

 

西林について

2020年になってから理由は定かではありませんがメニューからカツライスが割愛されたとの情報があります。

もしこれが事実であれば北海道のカツライスは、ほぼ絶滅状態と言わなければなりません。

詳細が分かり次第こちらでも報告を差し上げたいと思います。

 

※2021年、4丁目プラザの2022年1月末での閉店を前に西林は2021年11月21日(日)を以て閉店した模様です。

これに伴い、札幌でカツライスを提供する事が確認できているのは澄川の「まる玉食堂」のみとなりました。

このため札幌でのカツライスは残念ながら地域文化として取り上げるのは困難な状況となっています。

引き続き札幌カツライスの行方を注視したいと思いますが、現時点では地域カツライス文化として札幌は除外する方向で検討したいと思います。

札幌カツライス提供店

札幌市中央区南1条西4丁目:西林 カツライス  2021年11月21日(日)を以て閉店

 

札幌市中央区北2条西6:道議会食堂 デミカツライス 2020年の移転とともにメニューから消えた

 

北海道札幌市南区南33条西10 まる玉食堂 カツライス