今治カツライス


レストランハンターのカツライス

発祥は1950年4月市内中心部にあった洋食店グリルハンター。

当時のスタイルは白飯の横に小さめのビフカツを並べ少し苦味のあるデミソースをかけた物でした。

グリルタイガーは2003年に惜しまれつつ閉店しましたが、当時の元料理長は現在市内の「カフェ・ド・クィーンベル」と「風音」でその味を継承しています。また、グリルタイガーの厨房に居た方が「レストランハンター」でグリルタイガーの味を受け継いでおられます。この他愛媛県内で十店舗余りの店でカツライスが提供されています。

今治カツライスはグリルタイガーの料理長が大阪カツライスや岡山デミカツ丼を参考に考案したとされていますが、起源はビフカツだった事からも加古川かつめしの影響も感じられます。小ぶりのカツを並べる外見と少し苦味と香ばしさを感じる独特なデミソースが特徴となっていますが、店によっては松江カツライスに限りなく近いカツライスを提供する店もあります。

近年、新聞社による歴史の掘り起こしなどもあり、地域文化としての認知を広げる動きもあり、今後の盛り上がりに期待したいところです。